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[ 水の雑学プラス水の物語 > 洪水が生んだ「天空の船」の話し ]

洪水が生んだ「天空の船」の話し

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宮城谷昌光氏の「天空の船」は中国の歴史上最も有名な宰相の1人で、斉の管仲以前ではほとんどの歴代宰相が理想として目指したのではないかと思われる「伊いん」という人の生涯が綴られています。

物語は大洪水に襲われた村から奇跡的に桑の木のおかげで生き延びた摯(し)が、料理人からやがて宰相になって国の運営を行なっていくという信じられないような展開が人間の機微とともに語れていて、飽きることなく最後まで読み進んでしまいます。

水との関わりで言いますと黄河の上流に流れる伊水の女神が摯(後の伊いん)の母に大洪水が起きると告げるのですが、村の長老は母の言葉に取り合わずに村全体が洪水で流されてしまいます。

母は1人で子供を抱えてたどり着いたところが大きな桑の木の前ですが、振り返るなという女神の言葉に従うことができずに洪水に飲み込まれてしまいます。

最後の瞬間に桑の木の穴に摯を入れて、その木から落ちることなく流された摯が奇跡の孤児として育てられて、最後は商王朝の成立に重要な役割を果たしていくことになります。
天空の舟―小説・伊尹伝〈上〉 (文春文庫)
天空の舟―小説・伊尹伝〈下〉 (文春文庫)



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[ 水の雑学プラス水の物語 > 歴史上の太公望とは? ]

歴史上の太公望とは?

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水と関係の深いお話となると、釣り針のない竿で釣をしていた太公望を思い浮かべる人も多いのではないかと思います。

太公望〈上〉 (文春文庫)

宮城谷昌光氏の名著「太公望」の中では、その伝説を生んだ文化的な背景も解説されています。

言い換えればこういう伝説が太公望に必要だったわけですが、興味のある人は一度読んでみて下さい。


日本では釣名人の代名詞のようなイメージがある太公望ですが、実際には幼少時に当時の強国・商の人狩りにあって家族や同胞を失ってから、恐るべき努力と発想・行動力で周などと強力しながら商を倒すという壮絶な物語です。

著者・宮城谷昌光が膨大な資料と蓄積された知識から導き出したストーリーは、感覚的に日本史に造詣の深い司馬遼太郎氏の中国版といった印象で、読み終わるのが惜しくなる感覚に襲われてしまいます。

物語で登場する水に関係の深い事柄は、商から逃れて遥か北方の孤竹に向かう場面での洪水や、商との決戦の際の豪雨などがありますが、中国史のなかでも文化的には最も反映した斉を作った太公望の話ですから、必読の1冊(実際は3冊ですが)でしょう。



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[ 水の雑学プラス水の物語 > 弘法大師(空海)のアーチ型堤防 ]

弘法大師(空海)のアーチ型堤防

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昔から水不足は食料不足という長い歴史があって、農耕が中心だった日本では水が不足する地域は溜池が多く作られています。

空海の生地である讃岐平野は全国的にも最も溜池の多い地域だと思いますが、周囲20キロに及ぶ日本最大の灌漑用池である満濃池が有名ですね。


現在では観光地ともなっている満濃池が古来より決壊を繰り返し、空海が821年に筑池別当(溜池の建築長官と思っていただければ)に任命される前は数年間かかって完成しなかったものが、僅か3ヶ月で完成したことも有名です。

もっと驚くべきことがこの堤の工法がアーチ型の構造だったことで、現代でもダムの構造は水に張り出したアーチ型で、強度が高いことで採用されています。

1100年以上前に作られた(その後決壊していますが)ものが、このような構造であったことは驚くほかありません。

社会の教科書などでは日本3筆として書道で有名ですが、日本唯一の仏教の正式な法王として中国で即位しています。(日本の仏教は文書によって解釈されたもので、正当な後継者は歴史上空海のみ)

それ以外にも詩文に優れ、漢語やサンスクリット語も使え(使えないと法王にはなれませんが)、筆や硯などの製作や、土木、建築など、その才能は多岐に渡ります。

歴史上は日本一の天才にして唯一の地球人と思えてしまうのが、司馬遼太郎氏の「空海の風景」です。

空海の風景〈上〉 (中公文庫)

空海の風景〈下〉 (中公文庫)

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[ 水の雑学プラス水の物語 > 信玄堤と現代工学 ]

信玄堤と現代工学

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水飢饉と彼岸花でも紹介した名著「梅干と日本刀」にあった話しだと思いますが、武田信玄が作った防波堤で「信玄堤」と呼ばれているものがあります。

従来の防波堤というのは言うまでもなく、強固な堤を築いて大きな衝撃に耐えられるようにするという発想です。

もちろん普段は十分に機能するのですが、致命的な欠点は予想外の力がかかると壊れてしまう点と、常に100%の衝撃が防波堤にかかるので傷みやすいということです。


信玄堤の構造は現在のテトラポットを想像してもらうのが一番近いかも知れませんが、固めて作りあげた堤ではなく、水が通るような荒い構造になっていて、水の衝撃が吸収・分散されるようになっています。

例えば優れた耐震構造の高層ビルは上が揺れることで、地震の衝撃が分散されて倒れないようにできています。

みなさんが使っている車についても、運転席は強度を非常に強くするように設計されていますが、前後の部分はクラッシャブル構造で、簡単に壊れることで衝撃が吸収されます。

このクラッシャブル構造はホンダがF1で培った技術で、最先端(といってもかなり前ですが)の発想が既に戦国時代に使われていたということに驚嘆します。

柔道でも”柔よく剛を制す”、ムーディー勝山の”右から左に受け流す”・・・・・力は正面から使うだけでなく、利用したり無効化することも大切だという発想も時には重要ですね^^

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[ 水の雑学プラス水の物語 > 吉村昭氏の漂流 ]

吉村昭氏の漂流

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日本人の漂流の話しではジョン万次郎や高田屋嘉平衛など、後年に日本の重要な役割を担った人達が有名ですが、この話しは事実に基づいて書かれたものでは珍しい不遇な晩年を過ごしています。



もともと江戸時代は鎖国していたこともあり海外渡航も禁じられていましたので、帰国できたとしても死罪となることもあり、これが江戸時代の漂流者の最も真実に近い姿でしょう。

主人公の長平は土佐の漁師で、悪天候のために無人島の流されます。

仲間たちは長く苦しい無人島生活に耐え切れなくなりますが、長平は他の漂流者とともに12年の無人島生活からついに脱出して土佐へ帰るまでのドキュメンタリーです。


当然、細部は吉村氏の創作部分もありますが、かなりの資料に基づいた記述が基本になっていると思います。


徳川家の悪政は現代の無責任体制を作ったものですが、船の改良を禁じたことも多くの死者をつくりだした原因になっていますね。
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[ 水の雑学プラス水の物語 > 水飢饉と彼岸花 ]

水飢饉と彼岸花

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3月11日に起きた日本3大毒草の一つ、ドクゼリの話しで思い出した話です。

その前にガマの根と間違えて食べたドクゼリというのはトリカブト、ドクウツギと並ぶ日本3大毒草で、国内では珍しく呼吸困難や痙攣を伴って、ひどい場合は死に至るということです。

四国以外の日本全国に分布していてセリに似ていることで、中毒者も多いそうですが根っこを割ると空洞になっていて筍のように節があるので、根っこさえ割ればすぐに見分けられます。

但し皮膚からも吸収するので、手袋は必要ですね。


日本の秋の風景としては田んぼのあぜ道に大量に彼岸花が咲いているのが日本の各地で見られますが、一般的に彼岸花は毒性があって嘔吐やよだれをたらすという症状が出るそうです。

以前に読んだ梅干と日本刀という本にあった話しだと思いますが、実は彼岸花というのは意図的に植えられたもので、普段は毒性がありますから食べませんが、雨が降らずに水不足で飢饉になると非常食として利用されたということです。

水にさらすと毒性が消えるということだったので、山菜図鑑で見てみると飢饉のときには根を掘り出して砕き、数回水にさらしてでんぷんと混ぜて餅にすると美味いと書いてありました。

ユリネのような味なんでしょうか?

もっとも食用にする気はありませんが、温暖化から予測される食糧危機などには覚えておいたほうが良いかも知れませんm(..)m

参考までに完本(完全版というイメージで)のほうを紹介!


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[ 水の雑学プラス水の物語 > スティーブン・キャラハンの「大西洋漂流76日間」 ]

スティーブン・キャラハンの「大西洋漂流76日間」

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早川書房から出版されている「大西洋漂流76日間」は主人公スティーブン・キャラハン自身の手記によるもので、1982年ヨットレースの途中に難破し脱出した救命イカダで76日間の漂流生活をおくったときのドキュメントです。



無人島に漂流した場合は条件によって生存確率が変わってきますが、海上での漂流に関しては1週間程度が普通は限界と言われています。

なんと90%は3日以内に死んでしまうという統計もあるそうです。

この話の中でのすさまじい漂流生活もさることながら、実際の装備リストや器具の使い方まで図示してあって、サバイバルの教科書とも言えるものですね。

水害や地震などによって家から出なければいけない場合などでも、救命イカダを車に見立てて防災用品として準備することができるのではないでしょうか。

キャラハンの人間味溢れる行動と、大西洋でひとりぼっちのサバイバル生活の様子は、エンデュアランス号漂流に匹敵するほど、その話の中に引き込まれていきますよ^^




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[ 水の雑学プラス水の物語 > エンデュアランス号漂流 ]

エンデュアランス号漂流

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新潮文庫の「エンデュアランス号漂流」は、イギリスの探検家シャクルトンが1914年に世界初となる南極大陸横断にチャレンジしたときにエンデュアランス号が難破し、その後17ヶ月間に渡って漂流する最悪の事態に立ち向かったドキュメントです。




「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、正にそれが当てはまる話で、南極という生存するには最悪とも言える土地で最後までリーダーシップを発揮する探検家のシャクルトンは、その救助活動の際にも現代の装備や技術でさえ困難なこともやってのけます。

南極という極限の地ならではの天候や季節との戦い、食料の確保や医療問題、海や山との戦い、17ヶ月間という先の見えなかった時間との戦いは、最初から最後まで目が離せず454ページが短いと感じることでしょう。

こういう場面に遭遇すると随時選択が求められます。


船で脱出しようと試みますが流氷に挟まれて船は破壊・沈没します・・・

◆そこからどちらに向かうのか

◆雪上車のない当時は移動能力が限られるので、何を捨てて何を持って行くのか

◆最終的に南極脱出は船でしかできないわけですが、カッターのような小船でどこへ渡って救助を求めるか

◆判断が生命を左右する状況で、何を考えてどう行動するのか。

シャクルトン船長以下28名が果たせなかった南極大陸横断以上の冒険が、この本には詰まっていますね^^




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[ 水の雑学プラス水の物語 > 新潮文庫の無人島に生きる十六人 ]

新潮文庫の無人島に生きる十六人

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新潮文庫の「無人島に生きる十六人」は、実際に明治31年に起こった日本船の難破・漂流のお話です。

著者である須川邦彦氏が直接に漂流した船長から聞いて書籍化したもので、組織力を最大限に活かして無人島で生活する様が中心となっています。

無人島に生きる十六人

いわゆる漂流物のドキュメンタリーや小説は、辿り着いた土地で救助をひたすら待つ場合と、漂流生活を強いられる場合がありますが、いずれも水・食料の問題が最大のポイントですし、気象や地域による温度変化との戦いとなります。

また救助を求めたり、そこからなんとか脱出する方法の模索などもあり、長期間になるとメンタルな部分の維持も重要です。

この話しでは船長がみんなの意見をまとめながら、ライフラインとしての水や食料、火の確保だけでなく、教育なども含めて計画的に無人島生活する様子が、やがて感動的なクライマックスに結びついてきます。


あとがきも漂流物の好きな椎名誠氏によるもので、椎名誠読者にも是非読んでいただきたい作品です^^

興味のある人はどうぞ!





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